Château Daviaud シャトー・ダヴィオー AOC Bordeaux Red - テクニカルノート

シシェル家は1960年代末からコート・ド・ボルドーの南地域に強固な事業基盤を築いてまいりました。サン・メクサン村におけるカーヴ・ベレールの建設・運営もその一環です。当時、ボルドーのネゴシアンが自社の醸造設備を所有する例は他になく、まさに先駆者的な事業展開でした。シシェル家は生産工程およびインフラ整備、そしてワインの品質向上に絶えず精力的に取り組んでまいりました。また、2002年にはサンタンドレ・デュ・ボワ村のシャトー・アルガダンス（40ヘクタール）を購入するなど、ランゴン市近郊での事業強化を進めています。そして2020年、シャトー・ダヴィオーの運営に着手。同シャトーはカーヴ・ベレールの契約生産者として取引があり、以前からシシェル家と非常に近しい関係のシャトーでした。ダヴィオー売却のニュースが流れた時、シシェル家は有能な提携サプライヤーを失うリスクを憂慮し、同シャトー所有全権および設備の買収を決断します。これによりシシェル家の生産基盤はさらに強化され、新たなワインがラインナップに加わっています。