Château Angludet シャトー・アングリュデ
AOC マルゴー 赤ワイン Red
テクニカルノート
- 2011
ヴィンテージ 2011
テイスティング
ボルドーでは09、10と偉大な年が続き、2011年は「困難な年」と評されます。風味と豊かさ、複雑性とのバランスは必ずしも整なわず、それでも11年は難しい年こその傑出したバランスと品質の高さを備えています。濃厚なアロマと芳醇な味わい、テクスチュア、余韻… 調和からシナジー効果が生まれます。すべてがジャスト!これは「確かな」抽出技術の成果です。品種、区画ごとに抽出状況をチェックし、最上質成分のみを抽出し、タンクごとのポテンシャルを考慮します。メルロは凝縮性とボリューム感が不足しがちなので主に果実感と丸みの抽出を心掛けました。カベルネの十分なボリューム感は確信済みでした。プティ・ヴェルドには、味わいの深みをもたらす効果を狙った醸造を採用します。風味構成の中にもこの「確かさ」が生きています。豊かな骨格とタンニンが印象的。
熟成保存
バランスの良さが印象的。6-8年の若い段階でも美味しい飲み心地。十分な濃さと骨格を備え、将来有望。
コンクール受賞、メディア掲載
16/20 - Guide Bettane et Desseauve 2014
16+ - Decanter
90 - Parker
2* - Guide Hachette des Vins 2015 - 2012
ヴィンテージ 2012
テイスティング
濃厚な外観、将来性を感じさせる暗さのあるルビー色。黒果実のアロマを特徴とする、エレガントで上品なブーケと見事に呼応しています。その他、ほのかなスパイス香とグリル香およびバニラぽさが感じられます。味わいには、芳醇で新鮮な果実味、豊かな質感があります。ざらつきの一切ない品格さえただようタンニンに支えられ、見事な余韻も備わっています。まだ目立った若さがあり、ボトル内で数年熟成させることで表現のさらなる広がりが得られるでしょう。
熟成保存
2016年以降にお楽しみください。10年以上の熟成保存後にそのポテンシャルが最大限にあらわれるワインです。
コンクール受賞、メディア掲載
88-90 - Parker 89-92 - Wine Spectator 16.75/20 - Decanter 16/20 - Gault & Millau
- 2016
ヴィンテージ 2016
テイスティング
濃醇な風味を予感させる、深みのある外観。 果実の香りが豊かに立ちあがる、将来が楽しみなワインです。カシスやブラックベリーのアロマ。張りを感じさせつつも優美なスタイル。 丸みのあるクリーミーな味わい。ビロード感のあるタンニン。完熟果実の風味を基調とし、爽やかな酸味が全体をバランスよく整えています。ほのかに広がる芳ばしいスパイス香もヴィンテージの魅力です。後味は軽やかで、長い余韻も楽しめます。 春は雨が多く、その後8月末には暑さが戻り、ぶどうはふたたび凝縮性を高めながら成熟しました。フィネスとエレガンスが際立っています。
熟成保存
深みのある味わいやアロマを堪能するには3年ほど熟成してください。その後も10年はさらにテロワール特有の風味を広げていくでしょう。